ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語、とキャプションが付いている。
2006年12月1日、今日からロードショー、早速観てきた。
今日はファーストデーということで1000円で観ることが出来た。
同名の映画が1967年にも公開されている。
ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン主演でテレビシリーズの「アイ・スパイ」や「0011/ナポレオン・ソロ」やこれに出てくるイリヤ・クリヤキン等が入り乱れての大パロディーおふざけ映画であった。
主題歌バート・バカラックの“愛のおもかげ(Look of Love)”は大ヒットした。
今回の『カジノ・ロワイアル』は6代目ジェームズ・ボンド役に決まったダニエル・クレイグの新作。
やはりショーン・コネリーの印象が強く、やっと5代目のピァース・ブロスナンのイメージも定着してきたところで、今度は余りにタイプが違いすぎる。
前の『カジノ・ロワイアル』の印象もあって、あまり期待してなかったが荒唐無稽なところが少なくリアルで出来はものすごく良い。とても面白かった。
始まるや否や息もつかせぬ追跡・格闘・銃撃・破壊。
元祖“ボンドカー”アストン・マーティンDB5と最新モデルDBSの競演もある。
ヒロインは予告編で観た時『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)のソフィー・マルソーと勘違いしていた。
リドリー・スコット監督の『キングダム・オブ・ヘブン』(2005)を観た時も、てっきりソフィー・マルソーだと思っていた。それにしても綺麗さが度を超していると思った。
後日エヴァ・グリーンという女優さんと知った。
ベルナルド・ベルトルッチ監督が「常軌を逸するほどに美しい」と言ったそうだが、おなじ気持ちだ。
『雨の訪問者』(1970)でチャールズ・ブロンソンと共演した女優マルレーヌ・ジョベールの娘さんだそうだ。
昔胸をときめかせた女優さんの娘がかくも美しく成長していることに時の経過を感ぜずには居られない。