今日は朝から気持ちが良い。
コンサートでクラシックを聴いたからだと思う。
千住さんのストラディヴァリウスにまつわる話の中で
「良く皆さんから言われるんですね。」
「今日はマイクの通りが良かったですねー。」
「クラシックはマイクを通してないんですね。」
「マイクでは音の拾える幅が狭いんです。」
「実際には高調波?とか低周波?とか音波が沢山出ているんですけれど・・・」
「だからクラシックはコンサート会場に来て耳ではなく、身体で聴いて頂くと良いんです。」
と言うお話があった。
高調波?とか低周波?とか、多少間違っているかも知れないが概ねこんな話だった。
「生の音はオーディオでは再現できない」と言われたような気もするが、少しでも生の音に近付くべく、前々からM城さんに囁きかけられていた「カップリングコンデンサをJENSENに!」交換してみた。
JENSENはオイルコンデンサの滑らかさとフィルムコンデンサの広帯域性の両方をベストバランスで兼備しているという。
取り替えるのは電圧増幅段と電力増幅段のカップリングコンデンサ0.047uFだ。
JENSENには極性があり、線のある方が310Aプレート側、ない方が後段300Bグリッド側になる。
実際にはアルミケースに黄色の透明ビニールが掛けてあるだけなのだか、この黄金色が何だか有り難い。
裏蓋を開けたついでに、インシュロックを追加して配線を締め直した。
JENSENのエージングには100時間位が掛かるそうだが、もう既に良くなったような気がする。
100時間後の音も楽しみだ。