そんな訳で、この二週間300Bの聴き比べをしていた。
テストに使ったアンプはTU-8300だ。
こちらで集められるのは
Cetron 300B
Electro Harmonix 300B
JJ Electronics 300B
Sovtek 300B
Fullmusic 300B/n
Western Electric 300B
その他
SHUGUANG 300B-98
Prime 300B ver.4(SHUGUANG 300B-98B)
Prime 300B ver.5(SHUGUANG 300BS-B)(通称ナス300B)
などがある。
Cetron 300B
Western Electric 300B並みにグローが濃い。
Electro Harmonix 300B 0102
グローの出方は少ない。
JJ Electronics 300B
グローは殆ど出てない。
Sovtek 300B
実は右側一本しかない。
結構濃いグローが出ている。左側はElectro Harmonix 300B 0103。
Fullmusic 300B/n
フィラメントの輝きとグローが美しいが球によって偏りがある。
Western Electric 300B
濃いグローに見とれてしまう。
SHUGUANG 300B-98
グローは少ない。
Prime 300B ver.4
(SHUGUANG 300B-98B)
これも輝くようなグローが美しい。
Prime 300B ver.5(SHUGUANG 300BS-B)通称ナス300B
基本的にはver.4と同じグローだが球によって偏りがある。
さて聴いた感じだが
Cetron 300BはWestern Electric 300Bに良く似ていると思う。
メッシュのPrime 300B ver.4も近い音がしている。
Electro Harmonix 300BはHC-1SEに付属の真空管。
これも何の不足も無い。
JJ Electronics 300Bはチェコ製の球で評価が高くHC-1SEのオプションで上位球に位置づけられているが、その差はよく判らない。
Sovtek 300Bは一本しか用意が出来なかったので参考参加。
しかし外見はElectro Harmonix 300Bに良く似ている。
Fullmusic 300B/nは非常にまろやかな中高域で低音もふくよか。
良く似たPrime 300B ver.5と比較すると低域の張り出し感が僅かに少ない。
SHUGUANG 300B-98はTU-8300に付属の球で何の不足も感じない。
Prime 300B ver.4は少し低域の厚みが増す感じ。
Prime 300B ver.5では低音に厚みがあるが、聴く曲によって低音の一部が重なり合ってボーボーと鳴ることがある。
結論
8種(9種)の300Bの音を聴いて、先ず不満を感じることはない。
やはり見た目や雰囲気を加味すると最初の三本Western Electric 300B、Cetron 300B、Prime 300B ver.4、次にFullmusic 300B/nが好きだ。