昨日の記事「kit LS3/5A+TU-8300+SV-722」では思わぬ結果に終わった。
TU-8300組み立て直後の視聴ではかなりな好印象だったからだ。
今日はリベンジとばかり球を差し替えて聴いてみた。
ソースは第1669回N響定期公演のブルーレイ。
先ずはロシア製復刻版Mullard EL34からだ。(写真は昨年12月27日の再掲)
やはり余り良くない。
前とどこが違うか。
スピーカーがkit LS3/5Aに変わっている。
真空管によってこのスピーカーを鳴らし切れないと言うことがあるのだろうか?
次にSOVTEK KT88を差してみた。
これは良い。
煌びやかで思い通りにスピーカーを鳴らし切っている感じだ。
しかし厳しく言えば自由奔放に鳴っている感じで若干纏まりに欠ける。
更に300Bだ。
昨日は写真写りの良いPrime 300B ver.4を使った。
今日はキットに附属のSHUGUANG 300B-98を使った。
見た目には何の華もない球だが、急に元気よくスピーカーが鳴り始めた。
球面波的な鳴り方はSV-91Bの独壇場だが、かなり近い鳴り方だと思う。
エレキットの開発スタッフは300B-98で音をとことん追い込んだのだろう。
全く文句のない鳴り方だ。
試しに『007慰めの報酬』の冒頭のカーチェイス・シーンを再生してみた。
昨日聴いた音より締まった感じの音で襲いかかる重低音に一層緊迫感が加わった。
いやはや鍵コメさん、病み付きになる音です。
昨日の記事は勝手に真空管を換えての視聴、全く申し訳ございませんでした。
Prime 300B ver.4はWE300Bに次いでお気に入りの球なんですけどネェー。
しかし音楽を聴きながらよく眠れるのはSV-4+kit LS3/5Aが今のところ一番です。