浅野勇監修 復刻版 魅惑の真空管アンプ
Chapter 3 魅惑の真空管を語る
の中に
今までの最高の出力管は?
というのがある。
少し抜粋してみる。
浅野 45と言う球がいまだに好きだ.
2A3が1935年(1933年?)
に出たでしょう.あれに皆な飛びついたんですよ.あまりいい球じゃないですね.
伊藤 私はA3でいい音出したことはない.
浅野 多少馬力があるということだけれども,音の透明度から行くと45の方がはるかに良かった.馬力があって音がいいのは50にとどめをさした.
伊藤 私は300B というのは300Bで育ってきたのですからね.
浅野 アマチュアでやっている限り戦前は絶対手に入らなかった.
安斉 今のところ,300Bにしょうか,DA30にするか,DA30みたいな球でも前のモデルの元のやつじゃなければダメだね.
新 僕は戦後派なんで,アンプを作り始めた時は2A3しかなかったのです.それで作ってこんなものかなと思って,ある日,突然300Bを手にして,最初手に持って,手がふるえました.
小川 今までのお話を総合すると,戦前の3極管で45,戦後に一般に知られた真空管として300Bというが一番人気が高いということがいえますね.
伊藤 300Bの人気の高さは,入手困難である.たまたまあれば高いという希少価値からも出ている.幾ら良くても,うんとあれば買いませんし魅力を感じない.
こう云うのを読むと、どうしても45を聴いてみたくなる。
話変わって、小物撮影用テントを貰ったので使ってみた。
残念ながら背景布に畳み皺が残っていてどうにも取れない。