或るショップのHPに「WE300B '49年と多分'48年・・・・」
刻印ではないが待ちに待った40年代が現れた。
問い合わせてみると
1本はロットNo.939(49年製)、もう1本は消えかかっているが、多分ロットNo.813と推測しています、と言う。
注文していたのが今日届いた。
確かに813とも読めるが、汚れていて513とも読める。
ペイントが溶ける危険を承知で消毒用エタノールで軽く拭くと、はっきりと513の文字が浮かび上がった。
マグネシアの塗布は一部でゲッターリングの形状が四角い。
6月9日の記事『
WE300Bに囚われた男』で作った表を参照してみると、513は残念ながら1950年代の物。
1940年代の513であればゲッター形状がリング状でなければならない。
早速SV-91Bの左に939(49年製)、右に513(55年製)を挿して聴いてみた。
プリはSV-722(マランツ7)、ソースは
ホリー・コールだ。
ボーカルが若干左側に寄る。
右のボリュームを1ノッチ上げると中央に定位する。
直前まで聴いていた76年ではなかったことだ。
スピーカーの前まで行って確認したが、それぞれに音量差はない。
と言うより49年の方が音場が迫り出してくるような感じだ。
年代差僅か6年、形状はほぼ同じ・・・、どうして差が出るのか?
今日はここまで・・・
表を見やすくするため作り直してみた。