10月21日付けの記事「
ヴァレンティーナ・リシッツァ」第2弾!!!
ピアノの標準88鍵の下にさらに9組の弦が張られ、最低音を通常よりも長6度低いハ音とした完全8オクターブ、97鍵の鍵盤(エクステンドベース)を持つベーゼンドルファー モデル290を弾いている映像がある。
投稿者はヴァレンティーナ・リシッツァ自身。
彼女はYou Tubeを熟知し、時代と共に画質がアップしている。
画像サイズは1920×1080、ハイビジョンのフルサイズだ。
圧縮は掛かっているのだろうがYou Tubeとしては圧倒的な高画質。
左端の白鍵5鍵の上面が誤打を防ぐために黒く塗られているのが判る。
8分30秒辺りのところから、この拡張域の鍵盤が弾かれ始める。
8分50秒辺りのところで弾かれたその残響は9分50秒のところまでウォンウォンウォン~と約1分間に亘り響き続ける。
この快感はパソコンのチープなスピーカーでも充分味わえる。
ヴァレンティーナ・リシッツァが凄いのかベーゼンドルファーが凄いのか、1番凄いのはやはりバラードを作曲したリストだろうけれども!
音質は128kbpsとCDと比べると約11分の1のクオリティーだが、真空管でなくても、アップサンプリングでなくてもその凄味には充分感動できる。
この映像を見ていると「ハイエンド・オーディオ」とか「原音再生」とかの言葉にどんな意味があるのか考える事さえ忘れてしまう。