最近はHC-1SE中心で聴いている。
エレクトリックハーモニーの300Bのグローは左側の真空管の4方に筋状のグローが出ているだけで右側は殆ど出ていない。
VP-mini300MkIIのPrime 300B ver.4は非常に美しい
グローが出ていたので残念だ。
しかしグローと音の美しさには関係が無いようでエレハモも充分綺麗な音を聴かせて呉れる。
テスト用にハードオフで小型のスピーカーを買ってきた。
小さい方がハムやノイズのテストには使いやすいし何処にでも転がしておける。
兎に角暫定使用のつもりで買って来たのだが結構いい音がする。
テストのまま最近ずっとこのスピーカーで聴いていたのだが、日に日に音に厚みが出て表現力が増してくる。
真空管のエージングが進んでいるのだ。
エージングと言えば老化だが真空管に限り成熟と考えた方が良いかも知れない。
しかし、これとて何時までも続く幸せと言う訳には行かないのは明白だ。
使い始めて何年位にピークが来て、やがては性能が落ちて行くのだろう?
真空管は大切に使えば50年は使えるという。
人間でも運が良ければ100歳位までは生きられる。
人は生まれて日に日に成長し綺麗になってやがてその美貌も衰えて行く。
人によっては早くから美貌に恵まれ、あるいは何時までも若く見られる人もいるが、極大雑把に言って20代から30位までが最盛期ではなかろうか?
真空管の寿命が人間の約半分として10年から15年くらいはいい音を聞かせてくれるのだろう。
今日もいつの間にか根拠の無いくだらないことを考えていた。