最近趣味が内向して外界に関心を持つ余裕を欠いていた。
昨日の夕焼けには久々に心が開かれた。
今日、楽しみにしていたキットが届いた。
ワクワクしながら開梱!
VP-mini300MkIIはトライオード製品復刻第二弾。
スペックは
定格出力:7W+7W(THD10%)
周波数特性:10Hz以下~40kHz(1W,-3dB)
ゲイン:30dB
消費電力:100W
回路図を見ると全段交流点火になっている。
店主曰く
「残留ノイズを優先するあまり安易に直流点火にすると音が痩せてしまって300Bの最大の持ち味である「馥郁とした厚みと音触の良さ」が失われてしまいます。ゲイン30dBオーバーの全段交流点火で残留ノイズ1.5mV以下というのは立派なもの。」
キット屋のアンプで300Bを交流点火しているのはハイエンドモデルのSV-86Bと最も廉価なこのVP-mini300MkIIの2機種だけだ。
パーツのチェックをしていてチョット驚いた。
ワッシャーの縁が幾つか欠けている。
ナットに艶がない(錆びている?)。
ボリュームを止める六角ナットも一部が欠けている。
ハムバランサーの固定金具に至っては何年も踏みつけにされてきたような傷だらけのアルミ板を切り出して作っている。
どうも中国で部品を調達しているようだ。
組み立てマニュアルには
「抵抗・コンデンサ・ACインレット端子などのハンダ付け部分は予め磨く」とある。
抵抗・コンデンサのリード線を持つと何だかベタベタしている。
セレクタ・スイッチとボリュームのつまみは削りだしではなく鋳造製のようだ。
あとフロントパネルのシルク印刷も何となくたどたどしい。
兎も角、手作り感満載!と気を取り直して組み立て開始。
組み立て前には人の「組み立て記」を読んでおくと必ず役に立つ。
振り返ってみて自分の「組み立て記」には、人の参考になるような事は書けてない。
今回は組み立て日記は省略!